こんにちは、エンジニアの肥前です。今年はトレイルランの他にトライアスロンに出てみようと思って色々と調べていたのですが、スイムの練習はけっこう時間を取られそうで躊躇しています。ランとバイクは通勤とトレーニングを兼ねられるので都合がよいのですが。夏とか通勤スイムしたくないですか。
今回はオフィスのカウンターとデスクを自作した話を紹介します。5記事目にしてさっそく脱線気味ですが、一応、広義の技術の話として。私の通っていた高校では技術の授業でボール盤やベルトサンダーなどの工作機械を扱う実習があったので木工工作にはある程度馴染みがあります。そのかわり電子工作はあまりやらなかったので半田付けが下手で、昔同僚と自作PCを組んだ時には呆れられたりもしましたが。
背景
さて、本題です。我々HiCustomer社は今月オフィスを移転したのですが、その際にカウンターと追加のデスクを用意することにしました。既製品も検討しましたが、楽しそうだった用途に合ったものが比較的安価に製作できそうだったので自作に踏み切りました。下記の要件に沿って仕様を検討します:
カウンター
- 8人以上座れる
- 打ち合わせ場所や休憩スペースとしてフレキシブルに使える
- 座位と立位のどちらでも使い勝手がよい
- 圧迫感を与えないデザイン
デスク
- 以前に利用していたデスクと同じ天板の大きさ
- ディスプレイアームを取り付けられる
共通
- パーツを再入手しやすい
- オフィスに統一感を与える
仕様
上記を踏まえて、下記のような仕様に落ち着きました。天板はネットで注文できる材木店にカットと塗装までお願いし、脚は別途取り寄せます。
カウンター
- 天板
- 材質: ラバーウッド集成材
- サイズ: 30 x 1000 x 2000mm
- 加工: 長辺をボーズ面、短辺を糸面
- 塗装: ウレタンクリアー
- その他: 反りどめ3本
- 脚
- 900mm スチール脚
デスク
- 天板
- 材質: ラバーウッド集成材
- サイズ: 30 x 600 x 1200mm
- 加工: 長辺の一方をボーズ面、他を糸面
- 塗装: ウレタンクリアー
- 脚
- 650mm スチール脚
カウンター、デスク共に素材は耐久性と明るい色味でラバーウッド (ゴムの木) を選びました。テーブルの天板としてはよく使われるようです。人が座る面は断面を丸めるボーズ面加工を施して長時間手を置いていても痛くならないようにします。
ラバーウッドの天板
ボーズ面
カウンターは大きくて高さもあるので圧迫感を抑えるために少し華奢な見た目のものを採用しましたが、耐荷重は80kgとある程度余裕があります。アイテムが増えた際にも素材を統一したかったので定番の黒いスチール脚で揃えました。
組み立て
組み立てていきます。といっても脚を付けるだけです。写真はカウンターのものですが、デスクも同様です。
こんな状態で届きます。3本反りどめが埋め込まれています。ラバーウッドの集成材はそんなに反らないはずですが、こちらは大きいので念のため。
天板の写真撮りたいって言ったら社長がうしろで支えてくれました。このカット別に欲しくなかったんですけどせっかくなので載せておきます。
ドリルで下穴を開けて、
木ネジで脚を固定します。電動ドライバーのスミヨセアダプターがあると壁際や狭いところでも使えて便利。
最後は手締めで。
完成しました。みんな別々のことやってますね。スツールはみんな大好き IKEA です。
デスクはこんな感じ。
まとめ
今のところ快適に使えており概ね好評です。スタートアップのオフィスはすぐに手狭になりがちですが、このように多目的に使えるスペースがあると場所が有効に使えて良いですね。立っても座っても使えるので、姿勢を変えながら仕事ができて腰にも優しいです。
カウンターが完成した時には奥行きは 800mm でも十分だったかな、とも思いましたが対面して打ち合わせをする時などはこのくらいの距離があったほうが快適です。あとデスクにケーブル孔を開けるか迷って結局開けなかったのですが、やはりあったほうがよかったという声があったので次のロットでは検討してみようかと思います。ディスプレイアームを使うのであれば結局デスク同士を離して使うかなと思ったのですが、ディスプレイを机から生やしたがるのはエンジニアの島にいるメンバーばかりなんですよね。便利なのにね。
また、デスクとカウンターを自作するにあたり、zaim の閑歳さんの記事をかなり参考にさせていただきました。ありがとうございます!ボーズ面最高。
体に優しいオフィスデスクを自作すると社員の満足度がめっちゃ上がる #Zaim|unicco
席、用意しておきました
HiCustomer ではこの席に座って仕事をしてくれるエンジニアを積極的に募集しています。モニターは4Kで椅子はランバーサポートとヘッドレスト付きの Bezel ですよ。少しでも興味をお持ちいただけた方、ぜひオフィスに遊びに来てください。
社交辞令?それとも本当に相手してくれるのかな?ザウルス pic.twitter.com/dXxD8tRYOB
— トミムラコタ (@cota0572) 2018年4月16日
弊社、カタンとパープレクサス完備しております。